映画「カイジ ファイナルゲーム」 後半のシークエンスがよい

公開日:  最終更新日:2020/01/25

映画「カイジ ファイナルゲーム」を観ました。
期待4割、不安6割で観ました。

舞台は、東京オリンピックが終わり、不景気に見舞われた日本。
技術は外資に買われ、貧富の差が広がり、救済イベントとして10憶円争奪戦など行われるようになった。

導入部は正直、強引というかグダグダでした。
なんか、頭悪そうな設定で強引に話を持っていき、10憶円か謎の情報を手に入れる場面で、情報を選ぶことでとある資産家と出会います。

これにより、ストーリーのメインとなる1000憶円を争う人間秤に参加することになります。
本人及び関係者の資金力勝負となるため、カイジ(藤原竜也)の活躍する場面もないです。

家族や友人が支援金を持ってくる場面があるのですが、吉田鋼太郎演じる派遣会社社長の工作もあり、吉田鋼太郎の悪役演技の独壇場でした。
このまま、見せ場は全て吉田鋼太郎で終わってしまうのかと思ってしまいました。

会場にいる観客の投票の場面になって、ようやく話が動き出します。
カイジたちが動き出し、実はこう仕込んでいたという逆転劇が繰り広げられます。

これが、なかなか気持ちがいいです。
楽しめました。

ストーリー展開だけで考えると、ご都合的で大問題な気がしますが、カイジとして楽しめました。

映画「カイジ ファイナルゲーム」 2020年

監督:佐藤東弥  漫画原作:福本伸行
出演:
藤原竜也:伊藤カイジ
福士蒼汰:高倉浩介
関水渚:桐野加奈子
新田真剣佑:廣瀬湊
吉田鋼太郎:黒崎義裕
松尾スズキ:大槻太郎
生瀬勝久:坂崎孝太郎
天海祐希:遠藤凛子
山崎育三郎:西野佳志
前田公輝:高瀬強士
瀬戸利樹:菅原太一
篠田麻里子:最後の審判挑戦者
金田明夫:渋沢総一郎
伊武雅刀:東郷滋

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