映画「テラフォーマーズ」
映画「テラフォーマーズ」を観ました。
ひどいと噂の作品ですが、観ました。
原作を知っているので、まずこの作品の映画化は絶対的に尺が足りないだろうと思ってました。
ところが意外に、比較的にゆるやかな時間が流れていきます。
まず、各人物の紹介に当たる何かが欲しかったです。
豪華キャストが何人も出ているのですが、各人がどんな人かもわからないまま闘争になっていきます。
そして、テラフォーマー(進化ゴキブリ)の姿。
初登場の際に、嫌悪感を催すような姿にしてほしかった。
そうすれば、事態の異常さが伝わってきたのに。
バグズ処理による昆虫能力の発揮およびその解説。
今一つ、戦闘シーン及びその能力発揮がうまく描かれていません。
加えて能力説明のシーンも、昆虫のアップで当該人物が全く映らないので、変に画面が変わって話の流れが切られてしまいます。
そして登場人物らが、何のために行動しているのか掴みづらいです。
いっそのこと、戦闘シーンあたりは脱出劇と割り切って作るべきだったのではないでしょうか。
全体的に、このシーンは何を見せたいのか、何のために作ったのかが伝わってこないです。
残念。
邦画「テラフォーマーズ」 2016年
監督:三池崇史 漫画原作:貴家悠
出演:伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、ケイン・コスギ、菊地凛子、
加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子、滝藤賢一、太田莉菜、福島リラ、小栗旬