アニメ映画「クラユカバ」 独特の世界観の中での事件探索
アニメ映画「クラユカバ」を劇場で観ました。
映像分野で長年活躍されていた塚本監督が、ショートアニメなどを何作か発表していて、今回、クラウドファンディングを経て、ついに長編アニメを公開することになったそうです。
大正浪漫サイバーパンクの世界というのは、斬新というほどでもないのですが、世界観が素晴らしいです。
しがない探偵に持ち込まれたペット探しの案件。
見つけたものの、その依頼者と連絡が取れなくなったと思ったら、もっと大きな失踪事件を探ってくれといらいがあって、という感じで、炭鉱街の地下迷路を探ることになります。
この、適度に状況がわからない世界が、探索されていく感じが素晴らしいです。
この後に「クラメルカガリ」も観たのですが、私は「クラユカバ」の方が好きです。
確かにカガリのキャラとか、世界観のわかりやすさとか人気の要素はわかります。
けれどこれからどう展開するのだろうと謎が感じられる「クラユカバ」の方が私は好きです。
続きがあるなら、作られるなら、ぜひ見てみたいです。
アニメ邦画「クラユカバ」 2024年
監督・脚本:塚原重義
アニメ制作:チームOneOne
主題歌:チャラン・ポ・ランタン
声の出演:
荘太郎:神田伯山
タンネ:黒沢ともよ
サキ:芹澤優
稲荷坂:坂本頼光
指揮班長:佐藤せつじ
松:狩野翔
トメオミ:西山野園美