映画「沈黙の艦隊」 映像美と人物の動きのなさと…

公開日:  最終更新日:2023/10/23

映画「沈黙の艦隊」を、劇場で観ました。
「沈黙の艦隊」は90年代にスマッシュヒットした漫画で、自衛隊の概念やアメリカ依存の外交など、かなり踏み込んだ批判をこめた作品です。そして、その現実は今なお変わっていません。

さてそんな沈黙の艦隊が、Amazonスタジオによって今回、映画化されました。

沈黙の艦隊は原作漫画は読んだことがなく、学生の時に買った中古のドラマCDで知っていました。
核ミサイルをもっているということで対等の外交が成り立つという思想が、とても感銘を受けたことを覚えています。

映画についてですが、どうやら三部作で検討されているらしく、ドラマCDと比べてかなりゆるやかに時間が流れる感じです。
自衛隊の協力と艦船・潜水艦の映像により、メカ的には見事なものになっています。
その反面、とにかく人の動きが少なく、海江田館長はほぼ突っ立っているだけです。

原作を知っている人には満足できそうですが、予備知識なしでは辛そうです。

賛否両論となりそうですが、続編で盛り上がっていくことを期待します。

邦画「沈黙の艦隊」 2023年

監督:吉野耕平
脚本:高井光
漫画原作:かわぐちかいじ
配給:東宝
出演:
海江田四郎:大沢たかお
深町洋:玉木宏
市谷裕美:上戸彩
南波栄一:ユースケ・サンタマリア
入江蒼士:中村倫也
山中栄治:中村蒼
入江覚士:松岡広大
溝口拓男:前原滉
速水貴子:水川あさみ
舟尾亮子:岡本多緒
赤垣浩次:手塚とおる
影山誠司:酒向芳
竹上登志雄:笹野高史
ローガン・スタイガー:アレクス・ポーノビッチ
ニコラス・ベネット:リック・アムスバリー
海原大悟:橋爪功
曽根崎仁美:夏川結衣
海原渉:江口洋介

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