映画「ガリレオ 真夏の方程式」 後味の悪さ
映画「ガリレオ 真夏の方程式」を観ました。
心情的には、とにかく楽しませてくれるであろう「銀魂」を見るべきだったかもしれませんが、メジャー感に負けました。
取り敢えず、庵野秀明が声優をしていて究極の棒読みなど評判の悪い「風立ちぬ」は、避けてしまいました。
TVドラマで人気を博した福山雅治のガリレオですが、劇場版になるとどうしてもポップさが消えてしまうのが残念です。
前回の「ガリレオ 容疑者Xの献身」もそんな感じがします。
で、この「ガリレオ 真夏の方程式」の感想ですが、ガリレオと子供の交流があるのは微笑ましくもありますがポップさが欲しいなと。
特に今回は、同じ東野圭吾の原作の映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」を思い出させるような内容や演出だったので、既視感というか新鮮に欠ける感じがしました。
ガリレオと子供との交流は、地味ですが、なかなかいいです。
ただ、この映画の地味に感じ悪いところは、事件にその子供を関わらせているところです。
それとTVドラマ版の不評を受けてか、吉高由里子の存在感が薄めです。
ヒロインというかキーとなる女性は、どこかで見たことがあるなと思ったら、妖怪人間ベムでベラを演じた杏でした。
悪くはないけれど、ツッコミどころと言うか残念な部分も多い気がします。
邦画「ガリレオ 真夏の方程式」 2013年
監督:西谷弘 小説原作:東野圭吾
出演:福山雅治、吉高由里子、北村一輝、杏、山崎光、
塩見三省、白竜、風吹ジュン、前田吟