映画「名もなき世界のエンドロール」 本年の映画ベスト候補

公開日:  最終更新日:2021/02/01

映画「名もなき世界のエンドロール」を観ました。

地味感(地味に感動できる)映画かと思ったのですが、違いました。

身寄りのないことからいつも一緒に過ごしていたキダとマコト。
就職後も同じ自動車の板金修理工場で働いていました。
ある時、モデル級の美女が、表佐多にせず修理をしたいと車を持ち込んだことから、運命の歯車が狂ってきます。
マコトはその女性に興味をもち、1週間後には退職し総則を絶ってしまいます。
その後、自動車板金工場も経営が立ち行かなくなり、キダは裏社会の仕事をするようになります。

出だしから、これはどういうことなんだろうと、興味を引く映画の作り方をしています。
原作小説があるとはいえ、脚本もかなり練られていると思います。

また過去の思い出が要所要所でロールバックされますが、このバランスも見事です。
徐々に明かされていく背景。

久しぶりに、展開していくストーリーが楽しめる作品です。

また、榎本明の正しい使い方というか、配役も見事です。

邦画「名もなき世界のエンドロール」 2021年

監督:佐藤祐市  小説原作:行成薫
脚本:西条みつとし
出演:
岩田剛典:キダ
新田真剣佑:マコト
山田杏奈:ヨッチ
中村アン:リサ
石丸謙二郎:安藤
大友康平:宮澤社長
柄本明:川畑

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