映画「めぞん一刻」(実写版)を観ました。
世間ではあまり評価されていませんが、意外といいです。

あらすじ

時計塔のある二階建てのアパート・一刻館には浪人生の五代(石黒)ほか、個性的な住人が住んでいた。迷惑な住人に嫌気がさした彼は一刻館から出ていこうとするが、そこに美人の管理人・響子(石原)がやってくる。

この映画の欠点は、響子さんの間というか四谷さんの間というかの、スローで地味な感じでたんたんと進んでいくことです。
家でまったりと、ちょっとよそ事も交えながら見るのがいいかもしれません。

なんと言っても伊武雅人（四谷さん）がいい。
アイドル石原真理子を差し置いて、裏主人公として作っているんじゃないかと思えるくらいです。

その辺は追加された登場人物の存在が物語っていると言ってもいいでしょう。

声が特にいい石原真理子（響子さん）、映画初出演の石黒賢（五代さん）も結構いいです。

ＤＶＤなので、映像特典として石原真理子によるメイキング解説がありますが、…長いぞ。

主題歌が「Alone Again」です。
そしてミュージカルシーンは、何とかして欲しいなと思います。

あと、女性登場人物の髪型云々で、追加人物と区別を見た目ではっきりさせたほうがよかったと思います。

おそらく、当時よりも今見たほうが楽しめる映画でしょう。
記憶が思い出くらいに変わっている今こそ旬です。

邦画「めぞん一刻」　1986年

監督：澤井信一郎
漫画原作：高橋留美子
配給：東映
出演：
音無響子：石原真理子
五代裕作：石黒賢
四谷さん：伊武雅刀
一の瀬夫人：藤田弓子
六本木朱美：宮崎美子
七尾こずえ：河合美智子
茶々丸マスター：深見博
一の瀬賢太郎：中垣克麻
刑事：草薙幸二郎
和尚：大滝秀治
音無のおとうさん：有島一郎
犬の惣一郎：アンジェラ
女：萬田久子
男：田中邦衛