映画「ヤッターマン」 至高の実写化映画

公開日:  最終更新日:2017/09/05

素晴らしい。おそらく史上最高の実写化映画であろう。
ドラゴンボール EVOLUTION」も合わせて観ると、100年に1度のインフレを経験できるだろう。

正直、この実写版映画ヤッターマンは、突っ込みどころを楽しむと思えばそれなりに楽しめる程度のものだと思っていた。
深田恭子ドロンジョもさほど期待できないし…と思っていたが、いい具合に期待が裏切られた。

まず出だし。主役悪玉トリオの登場に満足。
少々声が細いが深田恭子ドロンジョは思ったよりも気にならないし、そのうちさほど違和感がなくなってくる。
たしかドロンジョは30歳前後だと思ったが、多少若くなっているようだ。
生瀬勝久ボヤッキーも違和感がなく、見事と言ってもいいだろう。
このキャスティングに間違いなしといわんばかりである。
ケンドーコバヤシのトンズラーも気にならない。ケンコバが感じられないという感もあるが。

そしてお約束の、電撃ガイコツ描写もきちんとやってくれる。
このあたりのオープニングまではOK。

でも、それからもよい。
町の風景にもお遊びがあり、ハッチ公園前とかtuboyaとかの名前を見つけることができる。

また「毎週ヤッターマンと戦っている」「週に1回ヤッターマンとして」など、当時の放送状況を思わせるような遊び心あるセリフが、楽しませてくれる。

オープニングも含めて3回対戦があるが、その合間の都度、詐欺じみた3悪トリオの商売も再現されているのがいい。その商売っぷりも見事に再現している。
そして、その寿司屋でサプライズ・ゲスト。

まあ、メカのデザインは賛否両論かな。
あと、ビックリドッキリメカ(ちびロボ)が若干活躍弱め。

予算と時間をかけて丁寧に作られていることがわかる。
中日新聞:映画「ヤッターマン」大入り感謝の舞台あいさつ

ヤッターワンしか出てこないが、原作とちょっと違った形でドロンボーメカともに爆発。ヤッターキングが代わって登場することになる。
そして、ドロンジョがヤッターマン1号に一目ぼれする場面から、ラストの戦いへと繋がる。

ラスト。
結局、ドクロベーの存在がよくわからないが、まあそれなりに大団円となる。
4つドクロストーンを集めると大変なことになるという設定は…ちょっと無理した感じがあるかも。

岡本杏理がゲストヒロイン?として登場しているが、扱いがかなり悪いのも、まあご愛敬。
あと、狙いすぎた意味不明気味の演出もあるが、些細な問題だろう。

スタッフロールの後、続編を思わせる映像が流れる。
単なるお約束を踏襲したサービスなのか、続編を作るのか…。
かなり興行成績もよさそうなので、多分、続編を作りそうな気がする。

邦画「ヤッターマン」 2009年

評価:★★★★★
監督:三池崇史
出演:櫻井翔、福田沙紀、深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ
岡本杏理、阿部サダヲ、山寺宏一

映画:ヤッターマンを記事にしているブログ

・みきちんの気まぐれ日記♪:櫻井&深キョンもビックリドッキリ!? 映画「ヤッターマン」大入り感謝の舞台あいさつ
・日々是雑感ブログ:映画「ヤッターマン」感想
・Anime News:映画「ヤッターマン」大ヒット記念舞台挨拶 レポート


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