映画「泣き虫しょったんの奇跡」 プロ棋士への道

公開日:  最終更新日:2018/09/10

映画「泣き虫しょったんの奇跡」を観ました。

将棋の奨励会。
プロ棋士になるためには、26歳までに四段まで昇段する必要があります。

年齢制限というのも残酷な気がしますが、いつまでも望みの少ないものにしがみつくよりは、早く人生を切り替えるという意味でも悪くはないと思います。
26歳未就職なら、それほど絶望する経歴年齢でもないですし。

ただそれが当事者に受け入れられるかは別問題ですが。

ストーリーは小学校のころ将棋が得意で奨励会に入りプロを目指すが、年齢制限にかかりプロへの道を断念。
しかしアマチャンピオンになり、新聞社主催のプロ交流戦でも勝ち越しの成績を収めていたので、周囲の協力もありプロ編入試験を新たに設けてもらい、そこで合格してプロ棋士になることができたという瀬川晶司棋士の実話です。

私も資格試験に挑戦していたことがあり、才能という言葉でしか周囲との差が説明できない状態で挫折した経験を持つので、正直、年齢制限によるあせり・喪失感は見ていられませんでした。
そんな経験があるので、挫折からアマで活躍→プロになれるというところは感動できました。

ただこの映画は結構淡々と描いているので、普通の人から見たら退屈な映画に映るかもしれません。

それと、豪華キャストがワンスポット使われていたりするのも魅力です。
藤原竜也、あれだけなんだ…。
でも、小学校の担任の先生が、ちょっと絡んでくるあたりはいいです。

しかし、チラシの「負けっぱなしじゃ終われない。」は、ちょっとニュアンスが違うような。

邦画「泣き虫しょったんの奇跡」 2018年

監督:豊田利晃  小説原作:瀬川晶司
出演:松田龍平、野田洋次郎(RADWINPS)、永山絢斗、染谷将太、渋川清彦、駒木根隆介、
新井浩文、早乙女太一、妻夫木聡、上白石萌音、石橋静河、板尾創路、
藤原竜也、大西信満、奥野瑛太、遠藤雄弥、山本亨、桂三度、三浦誠己、
渡辺哲、松たか子、美保純、瀬川千香子、イッセー尾形、小林薫、
國村隼、窪塚愛流、後藤奏祐人

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