映画「夏への扉 -キミのいる未来へ-」 SFの古典的名作をどう扱うのか!?

公開日:  最終更新日:2021/07/29

映画チラシ:夏への扉 キミのいる未来へ

映画「夏への扉 -キミのいる未来へ-」を観ました。
ロバート・A・ハインライン原作の古典的名作SFの映画化です。
嫌な予感もしますが、観てみました。

突っ込み所は多々あるものの、楽しめました。

最初はどうかなあという展開が続くのですが、夏菜の豹変モードから面白くなってきます。夏菜のキャスティングの理由がわかってよかったです。
特によかったところは、コールドスリープから目が覚めて徐々に状況が明らかになっていく過程が楽しかったです。

ただし、突っ込み所はそれなりにあり、特に技術的な部分がもう…。

1994年前後だと、Windows95前夜ということもあって、NECのPC9801のMS-DOS全盛期で、普通はCADを使うはずです。
おじいさんから教わったのはドラフター(製図画板)による手描きだというよっぽどの拘りがない限り、ドラフターはないでしょ。
ドラフターの方が、パソコン画面を見て何かやっているというよりも、図面描きという絵面を表現しやすいというのはわかりますが。

そして何よりも、主人公がタイムマシンの技術を残すために資料を作るのですが、お前の仕事は図面描きじゃなくて、時間跳躍の理論や実現方法を記すことだろう、と突っ込まずにはいられません。

ラストは、ちょっとなんだかなという感じ。

これはお勧めとは言えませんが悪くはないという感じで、気になった人は観に行ってみてはいかがでしょうか。

邦画「夏への扉 -キミのいる未来へ-」 2021年

監督:三木孝浩 小説原作:ロバート・A・ハインライン
脚本:菅野友恵
出演:
山﨑賢人:高倉宗一郎
清原果耶:松下璃子
藤木直人:ロボット
夏菜:白石鈴
眞島秀和:松下和人
浜野謙太:坪井剛太
田口トモロヲ:遠井教授
高梨臨:佐藤みどり
原田泰造:佐藤太郎

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