映画「デトロイト・メタル・シティ」  世界観の違いが気になる

公開日:  最終更新日:2020/01/07

映画「デトロイト・メタル・シティ」を試写会で観ました。
あの話題の漫画が映画になったということで観にいきました。
ちなみに原作は1巻を読んだだけです。

「僕のしたかったことは、こんなバンドじゃない!!」

再現具合がなかなかで結構面白いです。
原作は1話完結のようなつくりなので、やや野暮ったいような感じがありますが、映画にはそれがないです。松雪泰子も好演で、最初はちと抵抗のあった加藤ローサも結構あっているような気がします。

でも、映画としてのストーリーを大切にしたせいか、ちょこちょこ順番・構成をいじっています。
それがどうも、原作のいちばんうまみのある部分を捨てているような気がします。
シモネタは当然削られるのはいいとしても、あのシュールさを削ってしまうのはどうも、ね。

まあ、出演者に気を使った部分もあるのかもしれません。

運命の分かれ道は、実家に帰ったときの展開。
あれをよしとするか悪しきとするかで印象が変わり、対バンでどういう感想をもつか、ですね。

邦画「デトロイト・メタル・シティ」 2008年

 
監督:李闘士男  原作:若杉公徳
出演:
松山ケンイチ:ネギシソウイチ/ヨハネ・クラウザーニセイ
加藤ローサ:アイカワユリ
秋山竜次:ニシダテルミチ/カミュ
細田よしひこ:ワダマサユキ/アレキサンダー・ジャギ
松雪泰子:デスレコーズシャチョウ
大倉孝二:ファンエー
岡田義徳:ファンビー
鈴木一真:アサトヒデタカ
高橋一生:サジクン
美波:ニナ
大地洋輔:エムシーキバ
ディージェーライカ 大谷ノブ彦
オカアサン 宮崎美子
ジャック・イル・ダーク ジーン・シモンズ
シュンクン 加藤諒

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