映画「俺俺」 先の読めなさ…
「リアル ~完全なる首長竜の一日」が消化不良だったので、気になった映画「俺俺」を見ました。
偶然に手に入れてしまった携帯。その親相手に、俺俺詐欺をしてしまう。
その後、入手した携帯の人の親に、なぜか本人と間違われ、実家に帰れば別の俺がいて…。
というif型のSF作品。
星野智幸の小説「俺俺」が原作だそうです。
先が読めないけれど引き込まれるという感じでかなりよかったのですが、増殖→削除という展開になって、ありきたりな感じになってしまったのがとても残念です。
原作の小説「俺俺」もそういう展開で面白味が下がるところも同じようです。
なぜそうなったのかは語られず、内田有紀演じる女の写真の依頼も語られません。
亀梨和也の1人33役らしいですが、最初の3人以外は別人に見えてしまうのも残念。
それと監督が三木聡ということで、「時効警察」「転々」「亀は意外と速く泳ぐ」を期待していると、ちょっと違うなということにもなります。
邦画「俺俺」 2013年
監督:三木聡 小説原作:星野智幸
出演:亀梨和也、内田有紀、加瀬亮、キムラ緑子、高橋惠子、
ふせえり、岩松了、佐津川愛美、岡野真也、松尾スズキ