映画「神様のパズル」 小難しいけど魅せてくれる

公開日:  最終更新日:2024/04/26

映画「神様のパズル」を観ました。

あらすじ

双子の弟・喜一が、突然海外旅行へ行ってしまった。残された俺(基一)は、弟とは正反対の学力・性格。そんな俺が、弟の代わりにゼミに出席しなければならなくなった。「代返だけしていればいいんだろ!」と気軽に引き受けた。ところがある日、担当教授から、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華(ホミズ サラカ)をゼミに参加させるようにとの無理難題の指令が下った。天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。なんでそんな役を俺が・・・。弟のためと割り切り、チョッピリ彼女に興味もあったので、彼女の自宅まで行ってみることにした。会って話しているうちに、彼女の不思議なパワーに引き込まれていき、思わず、究極の疑問「宇宙をつくることはできるのか?」を彼女にぶつけてしまう。俺の役割は果たせたのか…? 翌日、なんと彼女はゼミに現れた!究極の疑問は大成功だった。しかし面倒な事に、俺は穂瑞と同じチームで、宇宙がつくれることを立証しなければならないことになるのだが…。

個人的にはなかなか頑張っていて好感が持てます。
だけど、宇宙の創生という小難しいテーマに真正面から取り組んでいるため、この辺についていけないと観ていてかなり苦痛となります。

よくこんな題材を、映画にするなあと思います。

宇宙創生の理屈についていけない人に対するフォローがなっていませんし、サブエピソードを膨らませるような部分や、遊びもあまりないです。

弟と入れ替わるという設定も、ほとんど活かされていません。

加えて、”映画が盗まれている”谷村美月の無愛想なキャラクタが受け入れられなければ、もうこの映画を楽しむ余地がないのかも知れません。

初めてこの谷村美月という女優を映画で観ましたが、結構いい感じだと思います。
そして、ちょっとエロい。

宇宙創生の理論の説明について、いけると結構いい感じの映画に感じられるでしょう。

それを映画なりにわかりやすく映像を使って伝えることが、結構うまくできているように思います。

ラストの緊張感(設定的にはやや強引だが)もなかなかですし。
エンディングの歌も結構いい。

題材を考えるとよくやっていると思うけど、ヒットを打ったというには難しいかもしれません。

小島よしおが違和感のない体育会系の人間としてちょっと出ている…。

邦画「神様のパズル」 2008年

監督:三池崇史
小説原作:機本伸司
脚本:NAKA雅MURA
配給:東映
出演:
綿貫基一/喜一:市原隼人
ホミズサラカ:谷村美月
白鳥:松本莉緒
佐倉:田中幸太朗
須藤:岩尾望
体育会系の学生:小島よしお
村上:國村隼
相理:黄川田将也
権田原:六平直政
電力流通本部長:遠藤憲一
李麗仙:山田
笹野高史:橋詰
若村麻由美:サラカの母
石田ゆり子:鳩村
平山祐介、蜷川みほ、諏訪太朗、法福法彦、斎藤歩、井田國彦、藤間宇宙、氏家恵、松本花奈、福士だいき、塩見三省

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ようこそMr.G:映画 「神様のパズル」
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古今東西座:「神様のパズル」 [映画(2008)]
ダイターンクラッシュ!!:神様のパズル [日本映画☆☆★]

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