映画「パコと魔法の絵本」 要注意!! 観るにはそれなりの覚悟が必要です
映画「パコと魔法の絵本」を試写会で観ました。
怪作品です。
ディズニー、ピクサーに挑戦したのかと思っていたら、違ってました。
まるで、「キル・ビル」を初めて観たときのようです。
とんでもない奇天烈ワールドだと思ったら、原作は『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』という後藤ひろひと作の舞台でした。それを映画化したものが本作です。
まず、絵本を読んで聞かせるまでがカオス。
そして、その絵本のとおりのお芝居がはじまるまでが、奇天烈。
お芝居がはじまると、普通?のファンタジック・ワールドという感じ。
この三部構成で、正直ほめていいやらよくわからないです。
でも、あの飛び出す絵本は、正直ほしくなる作りこみです。
笑いと感動を織り交ぜているが、お芝居が始まるまではとまどいが一番大きいでしょう。
原色をふんだんに使ったカラーは美しいが、映画の中身はどうだろう。
あのCGは必要なのでしょうか?
それでもラストは感動的でした。
割り切って世界を受け入れられればそれなりに楽しめるだけど、人を選ぶと思います。「嫌われ松子」の再来はないです。
小池栄子がすごいです。ええ。
なんと形容したらよいのかわかりません。
邦画「パコと魔法の絵本」 2008年
監督・脚本:中島哲也
舞台原作:後藤ひろひと
配給:東宝
主題歌:木村カエラ「memories」
出演:
パコ:アヤカ・ウィルソン
ガマオウジ:役所広司
ザリガニマジン:妻夫木聡
メダカチャン:土屋アンナ
ヤゴ:阿部サダヲ
アメンボケライ:加瀬亮
ヌマエビノマジョ:小池栄子
サカナ:劇団ひとり
ミズスマシクン:山内圭哉
ガマヒメ:國村隼
タニシ:上川隆也