映画「AI崩壊」 技術的な表現が「いかにも」止まりで残念
映画「AI崩壊」を観ました。
健康・保険器具メーカーの社長でその制御AIの開発者である主人公が、AIを暴走させテロ行為の犯人として追われるというストーリー。
サスペンスとしてはなかなかなのですが、AIの表現とかがいかにも「らしい」表現に頼っているのが気になります。
まず、この映画は2030年という舞台設定です。
ある程度、技術の進歩した世界であることは予想できるのですが、どの程度の技術なのかを最初のうちに伝えておかないと、結局、未来技術でいろいろな設定をすっとばしているということになりかねません。
最初のパニックの導入部までで、さりげなくこの舞台設定の技術を伝えてほしいなと思います。
特に警察側について。
逃走劇が始まるとあらゆるカメラが監視用に使われて警察側に情報が行き、どこに逃げても追われるという状態が、如何にも「らしい」という感じです。
技術的なことは詳しくないんだなというのが伝わってきます。
邦画「AI崩壊」 2020年
監督:入江悠
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、髙嶋政宏、
芦名星、玉城ティナ、余貴美子、松嶋菜々子、三浦友和